皆さまから寄せられた、ご意見やお悩みを紹介いたします。今回は36ヵ月の双子ちゃんのいるご家庭です。
●ふたごを育ててよかった
二人で仲良く楽しく遊んだり、いたわりあったりしている姿を見るとき、というのが一番多いようです。育児が体力的にも大変だった時期を越え、3歳を迎えて少しずつ楽になったというご意見は多く、とても前向きで明るいお声が多いです。
双子を育ててみて、一人では出来ないことが数多くあり、他人を頼ることも大事なのだと学びました。周りが育児の手助けをするのはもちろんですが、育児をしている母親側ももっとお願いできる環境作りが大切だと思いました。
並んで絵本を見ながら会話している様子などは本当におもしろいです。常に同じ年のお友達が家にいるようなものなので、子供同士で遊ぶのはうまいようです。
他のお友達と遊んでも帰るのを嫌がらないのは、家に帰っても遊び相手がいるからかな。
心細い状況のときにふたりで手をつないで頑張れる時、双子っていいなと思います。ひとに「双子っていいな」「うらやましい」「かわいい」と言われる時嬉しく誇らしい気持ちになります。
二人のごっこ遊びを見ているのがとても楽しく嬉しいです。片方が転んだのをもう一人が助けているのを見ると大きくなったなと感じます。お風呂上りに女の子のほうが男の子にパジャマを着せながら、励ましたりなだめたりしている様子を見ると成長を感じ、近頃は手がかからなくなって、本当に双子でよかった!と思います。
双子は望んでもなかなか恵まれるものでもなく、本当に幸運に思っています。3歳がひとつの節目といいますが、いまはつらいと思うことは全くありません。
双子が3歳になり大分楽になりました。この3年間あっという間で、上のお兄ちゃんとは全然違い、手を掛けてあげる事も少ないのですが、ひとりの子育てもし、双子も育て、他の人より数倍楽しい子育てを体験しているなと感じる今日このごろ頃です。
●ふたごであるためにつらい
つらいことは皆さん共感されているようです。
圧倒的に多いご意見は、
(1)ふたりに同時に抱っこを求められ、ひとりに我慢をさせなければいけない
(2)病気になると、仕事を休む期間、外に出られない期間が長くなる
(3)買い物、公園、習い事などに連れ出すとき、大人一人では目が届かず、手が回らない
(4)経済的に、二人同時に同じものが必要であるための負担が大変大きいなどです。
金銭面、とにかくお金が大変です。保育園を希望しましたが「双子」ということは役所には全く考慮してもらえず幼稚園は入園金、保育料など3年間倍額はいっぺんに払えないので入園させられず、くやしい思いでいっぱいです。
日常のすべてがつらいです!外出するのも、上の子の行事などで双子を誰かに預ける際も、病気のときも経済的にも、精神的にも・・・とにかくすべてです!!そしてそれらを周りの人たちが理解出来ないことが一番つらいです。
ふたりが同時にぐずって泣く時、手に負えなくなって一緒に泣いてます。
「ぼくたち双子だからお父さんがいない時は、抱っこは順番にしようね」と言っているのを聞いたとき、我慢させてしまっていることを痛感して辛くなりました。
他のママ達とうまくなじめない時。
大変さのポイントが違うので話がかみ合いません。子供がひとりのママに比べて行動の制限があるのは誕生以来変わらないので、ふと孤独に感じることがあります。
忙しかったために1〜4 ヵ月頃の記憶がありません。もっとゆっくり子育てしたかったと感じます。
ゆっくり抱きしめてあげられなかったこと、またその記憶がないということがとても悲しく寂しく思います。
●特にお困りのことは?
36ヵ月という時期のため、トイレトレーニングに悩んでいる声がよく聞かれます。
入園前後には、双子二人の世界が確立していることが心配や悩みにつながっていることも多いようです。
相変わらず人見知りがひどく、私の友達が子連れで遊びに来てくれても最初から最後まで泣き通しだったり、公園でここ半年間毎回会っているお友達ともいまだに一緒に遊べず、何か働きかけられると二人で大泣きしてすぐ抱っことかおうちに帰りたいと言い出すので困っています。
スーパーに二人乗せられるカートがあればいいのに。店内をふたりが別方向にすっ飛んでしまうのが悩み。
探し出すのにひと苦労!!なので、いつも子供のいいなりにお菓子を買ってあげてしまいます。今度はお菓子売り場のコーナーから離れようとしない。
駄々っ子二人を抱きかかえて、泣きたいのはママの方です!!
お友達の輪の中に入ろうとせず、公園に行ってもサークルに参加しても二人の世界を作ってしまいます。
これって双子ではよくあることでしょうか?
ひとりはオムツが外れたのですが、もうひとりは全くダメです。
「比べてはいけない」ということはわかっているのですが、やはりふたりいて片方が出来ていることが片方が出来ないと、「何で?」と思ってしまいます。
「食事の好みが異なっていてお互いに好きなものを取り替えて食べたり、自分のものを食べてもう一人のものにも手をだしてしまったりするようになって困っています。
編集係より
皆さま大変お忙しい中いつも調査にご協力下さり本当にありがとうございます。
私も小学3年の長男の下にこの春小学生になる女の双子を育児中です。いつも皆さまのご意見欄を興味深く拝見し、皆さまと共に泣いたり笑ったりしております。
「首都圏ふたごプロジェクト」に関するご意見 の欄には次のような温かい励ましやご感想を頂くこともありとてもうれしく思います。今後もどうぞよろしくお願い申し上げます。
「おかげ様で、私の娘達はすくすくと成長しています。これからも双子の研究がんばって下さい!!」
「毎回アンケートに答えるたびに二人の個性や性格を再認識したり、自分自身の子育てについて考えたり、反省したりするとても良い機会を与えてもらっています。これからも頑張ってください。」