2年保育か、3年保育か

ふたごを育てているご家庭では、お母さんの精神的・肉体的負担が大きいため、3年保育を希望されるケースが多いと思います。早く精神的に楽になりたいという気持ちは理解できますし、その方がよいこともたくさんあります。また、ふたごは外出の機会が単胎児より少ない上に、ふたごだけの世界が出来上がっている場合も多いので、積極的に別の世界を早くから経験させるのもよいことでしょう。

ただし、早産や低出生時体重などで、その後のお子さんの成長が気になる場合は、あせらずに1年見送りにした方が無難な場合もあります。体力や抵抗力が弱い子は、集団に入ることでいろいろな病気に感染しやすいので注意が必要かもしれません。


幼稚園選び

保育参観の時に、親が子どもの教室にいなければならない場面がよくあります。ふたごのクラスが違うと、お遊戯や演奏などの発表時や、親と子が一緒に何かを製作する時など、子どもは親が教室にいないことで悲しい思いをします。また、お母さんとしても別のクラスにも子どもがいるので、いつ教室にいたらよいのか戸惑ったり、落ち着かなかったりします。

こんな時のためにも、担任の先生と事前に打ち合わせをしておけるような関係を日頃から構築しておくとよいですね。特別な時のためだけではなく、先生にふたごの子どもと向き合う親の大変さを理解しておいてもらうことは大事なことです。


クラス分け

幼稚園は、行事の多い少ない、手作りにこだわりがあるかどうかなど、親が保育に参加する傾向・程度に差があります。また、入園時にかかる費用もふたごは単胎児の2倍かかるわけですから、幼稚園選びをする時には、そのあたりのことも充分に情報収集をした上で選びたいものです。

最近は未就園の親子を対象に、さまざまな体験教室などを行っている幼稚園もありますので、早めに入園先を決め、幼稚園になじませてあげるのもよいかもしれません。