~育ちつつあるふたごの悲喜こもごもの近況集~
皆さまから寄せられた、ご意見やお悩みを紹介いたします。今回は48ヵ月の双子ちゃんのいるご家庭です。
ふたごの仲良しエピソード
それぞれに「いちばん好きな男の子(女の子)は?」と聞くと、どんなに仲良しのお友達がいてもお互いが一番好き、と言っていました。いつもケンカばかりなので、とても嬉しかったです。(男女ペアのお母様)
1人が祖母の家へ泊まりに行くことになったとき、出かけにチューをして「すぐ帰ってくるからね。さみしがらないでね。」と抱き合う姿を見ました。成長するに従って、2人の絆が強くなっていくのを、最近とても感じます。
ToTちゃんが最近、やっとトイレでうんちができるようになりました。ずいぶん前にできていた CoPちゃんは、毎回トイレに来て一緒にバンザイしてくれます。今ではToTがうんちをすると「CoPちゃん呼んで来て」と言い、「できたよ〜」と見せています。
ふたごの神秘
打ち合わせもしていないのに、突然同じタイミングで、同じ歌を歌いだしたり、シンクロすることがあります。
夏にCoPが骨折をしてギプスが外れる9月末まで週1回通院のためToTを祖父母宅に預けていました。時間にすれば1〜2時間なのですが、生まれて初めて別行動をとる機会になりました。留守番中にToTがおやつをもらって半分食べたら、「あとは○○ちゃんにとっとく」と言うらしく、半分残してありました。いつもなら競って相手より多く食べようとするのに1人になるとそんな気遣いをし、CoPと私が帰宅すると走って玄関に出てきて私に抱きつくかと思いきや「○○ちゃん、大丈夫だった?」と私には目もくれない様子で、ふたごってすごい絆なんだなぁと嬉しくなりました。
1人が泣いていると、もう1人が「どうしたの?」と言って、自分の袖で相手の涙をふいてあげるところなどを見ると、2人いて良かったと思います。
女の子の方に胎内記憶を3歳半頃聞いたら「もう1人、男の子がいて泣いていた」とお腹の中にいた時の様子を語り驚きました。(男女ペアのお母様)
ふたごだからこそのメリット
幼稚園でのことを2人で話してくれます。どっちが話すかでけんかすることもありますが、他のママに聞くと「全然、幼稚園での様子をお話してくれない」とさびしがっていました。2人で共有する時間があるのはいいですね。
子育てのヒント、考え方
自分の子供たちと他のおうちの子供を比べなくてすむので、双子を育てるのは幸せだと思います。比べている余裕が無いので「うちはうち」と開き直れます。1人しかいないと何かとお友達と比べてしまい、ママも子供もつらそうだと思うことがあります。
ふたごと周囲の人間関係
幼稚園や近所のお友達の中でも、ToT派とCoP派がいるようです。特に女の子はおませなので「私はToT君と結婚する!」、「私はCoP君が大好き」などの会話を聞き、おもしろいです。(男子ペアのお母様)
ふたごを育てていく上での悩み
4才だから出来なくて当たり前なことも、朝など時間がなくなると私のイライラが始まってしまいます。「まだ出来てないの?」、「もう置いてくよ。」等、子供に言ってはいけないとわかっているのですが、無意識に言葉を発してしまい、時間がたってから後悔します。どうしたらもっと自分の子に優しく出来るのか、考え中です。
2人が産まれてから子育てがこんなに大変だなんて、といつもつらく思っていて子供のこともかわいいと思える暇と余裕がなくカリカリしていました。今は時間にも余裕ができて、やっと2人に向き合えている気がします。すぐに楽になるよ、と周りの人には言われましたが、これまでの時間はとても長くつらかったです。せめて身近な人たちだけでも、もう少し、ふたごの育児の大変さをわかってもらえたらなぁ、と思います。
相手を思いやる心や分け合う心も自然と身につくようで、得がたい環境に感謝しています。
「分け合う」「かわりばんこ」などが同い年の子に比べて良くできる、と幼稚園の先生に言われます。
子育てでわからないことがあったら子供に相談するようにしています。かなり真面目に一生懸命答えてくれてとても参考になっています。
叱るとき、物分かりの良いCoPをお兄ちゃん扱いしてけんかをおさめたりしてます。そのせいか、最近はCoPの方がToTを弟扱いするようになっています。
4才近くなってから「幼稚園で名前を間違えられたくない」と違う服を着て行ったり髪型を変えたりしています。
幼稚園でCoPが友達にいじわるされた時、ToTが「CoPをいじめないで!」と助けているそうです。
保育料や給食費などの経済的な負担が一気に来ること。参観日や運動会などの幼稚園の行事はクラスが別なので、1人を待たせたり相手をしてあげられないこと。片方が病気になると、看病中にもう片方に我慢させなければいけないこと。その上、たいていの場合、もう片方にも病気がうつること。どちらかができないことがあると、周りの人に不必要に比べられること。