絵本との出会い





 ふたごの子育てでは、しばしば言葉の遅れが指摘されることがあります。子どもの言葉の発達を促すためには、親が子どもに対しておしゃべり好きである方がよいのですが、ふたごでは一人ひとりに対してゆっくり語りかけるだけのゆとりがないことが多いのです。そのため、単胎児に比べて子どもが言葉を覚えるチャンスが少なくなってしまうことがあるのです。
 もし、日頃、お子さんへの言葉かけが少ないかもしれないと思っていたら、ぜひ良質な絵本を読む時間をつくってください。初めのうちは興味を示さないお子さんもいらっしゃいますが、夜寝る前など子どもの心を落ち着けたい時、寝る前のセレモニーの一つとして読み聞かせの時間を確保してみましょう。毎日の積み重ねのなかで、次第に子どもたちも楽しみにするようになり、きっと子どもたちのお気に入りの本が見つかるはず。そのお気に入りの本を、何度も繰り返し読んであげてもいいのです。
 絵本の読み聞かせは、子どもにとってはかけがいのない「栄養」です。絵本を読んでもらう時間の心地良さを体で感じることは、親の愛情そのものを受け取っているといっても過言ではありません。また、絵本の読み聞かせは、集中力や想像力、人の話を聞く力を育てるともいわれています。
 この素晴らしい「栄養」は、集団生活において必要な力を育てるためにも非常に効果的です。ふたごだからこそ、ぜひ早い時期から親子のコミュニケーションの一つとして、絵本を読んであげて欲しいと思います。