授乳の選択と同時授乳


母乳

母乳の優れている点は、

  1. 1.ミルクの調乳・ほ乳瓶の消毒の手間がない
  2. 2.経済的(ミルク代はかなりかかります)
  3. 3.スキンシップがはかれる

などです。また、母乳の同時授乳は、両方のおっぱいが常に空になることで母乳の分泌が促されますし、片方のおっぱいをあげている時にもう一方から母乳が漏れて無駄になるということがない利点もあります。
 ただし、母乳による同時授乳は、まだ首のすわらない時期の赤ちゃんには、誰かの手を借りながらになるかもしれません。赤ちゃんが上手に乳首をくわえてくれるようになり、ほ乳力がつくまではちょっと大変かもしれませんが、両者とも慣れてくれば、だんだん楽に授乳できるようになるでしょう。

混合栄養

 母乳が優れた栄養であることは、言うまでもないことです。しかし、子どもが新生児期に長期入院になった場合や、お母さんの精神状態や疲労の度合いによっては、母乳が充分に分泌されなくなってしまうことがあります。それでも、なんとか一人分くらいは母乳が出るという場合は、混合栄養を考えましょう。
 ところで、一般的な混合栄養のやり方というと、あらかじめミルクを調乳しておき、母乳を与え、不足分をミルクで補うという方法をとります。しかし、これをふたごにやろうとすると、ミルクを二人分用意し、母乳を同時授乳し、その後ミルクを与えるという手順になって、大変な手間や時間がかかることになります。
 ふたごに混合栄養をする場合は、一人には母乳を、もう一人にはミルクを、といった具合にするとよいでしょう。

ミルク

 母乳にこだわって、ミルクにすることにとても抵抗感を持つ方がいます。でも、どうしても母乳が出ない時は、それを悔やんでも仕方がないので、早めに気持ちを切り替えることが大切です。
 ミルクの良い点は、お母さん以外でも授乳ができるということです。栄養面においても、最近のミルクはほとんど母乳に近くなっています。