2人を見分けてもらう工夫



2人に2つの「個性」

家族の人は、2人の違いをよくわかっていますし、「似ていない」と思っていることも多いようですが、一般的にいえば、やはり一卵性のふたごは大変よく似ていますし、見分けが付きにくいものです。2人を判別しにくいと、ちゃんと名前で呼んでもらえなかったり、2人の名前を続けてまとめて呼ばれたり、ファーストネームで呼び合うことの多い未就学児の間でも姓で呼ばれたりしてしまいます。そういうことによる弊害は、考えている以上に大きなもののようです。それぞれを「個人」として見てもらうために、2人を見分けてもらう工夫は大変重要なことなのです。

見分けてもらう工夫

髪型を変える、持ち物の色を決める、園服にわかりやすく名前を入れるといった工夫は、すぐに実行できますね。ただし、髪型にしても、色にしても、親が強制的に決めるのではなく、本人の意向を尊重し、一緒に考えて決めるようにしましょう。
たとえば2人とも長い髪が好きなのに、どちらかを強制的に短く切ってしまうと、そのことが後々まで子どもの心にわだかまりを残したり、自分の好きなことを主張することに臆病になったりする危険性があります。2人とも長い髪が好きなら、ピンクはToTちゃん、黄色はCoPちゃんというように、リボンやゴムの色を変えるのも一つの手です。ただし、今度はこの色が2人の間にわだかまりを生むこともあり、時には個性の芽を摘んでしまう場合もあります。小学生以降は、服装もそれぞれの好みを生かし、個性を考えてあげることが大切になります。