Q&A:No.13



言語発達について

ToTCoPは、言語発達についても調査しています。「ふたごは言葉が遅れる」、ということを聞いたことがありますか?本当なのでしょうか。18ヵ月の調査票を返信してくださった方には『言葉のおくれ』というタイトルのヒント集をお送りしていますが、爆 発的に子どものことばが発達するのは2歳ごろから幼児期にかけてのころといわれています。
「ことば」を調べるのは、簡単なようでいてとても難しいのです。例えば、3歳くらいになると「パパお仕事行ったよ 暗くなったら 帰ってくるよ」というようなことを言いはじめるかと思います。
これは“パパがお仕事に行った”という過去のこと、今は明るいけど、日が落ちて暗くなるということ、目の前にいないパパという存在が家に帰ってくるという未来のこと、と実は複雑な話をしているのです。また、“ パパ”や“お仕事”という名詞、“ 行く”“帰る”という動詞、“ 暗い”という形容詞が含まれるなど、「 ことば」と単純にいっても、いろいろな側面があるのです。
また、ToTCoPでは、ふたごは早産で生まれることが多いので、早く生まれた分を考慮して発達を評価する必要があるのではないか、という視点からも研究に取り組んでいます。
これらのデータは、会員のみなさんのご協力をいただいて行っているマッカーサー乳幼児言語発達質問紙という調査をもとにしています。日本語の発達検査として信頼性・妥当性が確認された調査方法です。今回は、その 24ヵ月までのデータの分析結果について、ご紹介したいと思います。

資料提供:藤澤啓子(慶應義塾大学)

男の子と女の子の違いは? 〜男児ペアのふたご・女児ペアのふたごの比較〜


早く生まれた分は・・?








★男の子と女の子は言葉の出方に違いがあります ★長い目でことばの発達を見守ってあげましょう
〜研究員より〜
 これらは、ふたごのお子さんの全体的な傾向をグラフに表したものです。お子さん一人ひとりをみると大きな個人差があることもわかっています。 みなさまからご返送いただいたアンケート調査の結果を、今後も様々な形でご報告させていただきたいと思います。
                                      (慶應義塾大学 藤澤啓子)